よくある質問

FAQ
使用するダイヤはどのようなものですか
当社で使用するダイヤモンドは、「天然ダイヤモンド」「人工単結晶ダイヤモンド」「焼結ダイヤモンド」に大別されます。
天然ダイヤモンドは、天然に産出される鉱石の一種であり、地球上の物質の中で最も硬度が高く、各種工業用素材としても広く使用されています。
人工単結晶ダイヤモンドは、単結晶ダイヤモンドとも呼ばれ、天然と同じ性質を持つ人工的に生成されたダイヤモンドです。 人工的に生成されているために品質が安定しており工業用として最適です。
焼結ダイヤモンドは、多結晶ダイヤモンドとも呼ばれ、ダイヤモンド粉末を金属バインダーと共に焼き固めたものです。天然や人工単結晶のような結晶の方向性は持たず加工性が良い為、用途によってはこちらの方が優れている場合もあります。
ダイヤを使うメリットは何ですか
ダイヤモンドの第一の特徴である高硬度により、耐摩耗性に優れ、従って工具などの交換頻度の低下に結びつきます。
また、潤滑性に優れた性質(摩擦係数が低い)を持つために、深絞り加工用ダイスやコイリング用ピンなどでは、線条痕が発生せず、高価な潤滑剤を使用しなくとも良いなどのメリットがあります。
またダイヤモンドにはその他にも、熱伝導率が銅のおよそ4倍であったり、不活性などの特性があります。
それらの特性を生かして、従来ダイヤモンド材料が使われていない分野にも様々な広がりが期待できます。
どれくらい長持ちするのですか
一般には、従来の超硬工具よりも大幅(数桁レベルの向上)な長寿命が期待できます。しかしながら、使用条件や加工物により差がありますので、個別に相談させていただきます。
試作をしてもらえますか
導入に際しては、試作から始めます。その意味で、もちろん試作を行いますが、有償となることをご承知おきください。
今までに御社と取引実績がありませんが
取引実績がなくとも、まず当社の営業宛にご連絡ください。
試作から始めますので、仕様を協議したうえで、見積書を送付差し上げます。
もちろん直接のお取引をさせて頂きます。
発注単位数はいくつからですか
一個単位からの受注に応じますので、お気軽にお申し付けください。
納期はどれくらい要しますか
お客様のご要望に極力応じますが、手加工作業が主体ですので、一般には超硬工具よりも納期をいただいております。
また、ダイヤモンドは大きさや素材グレードによっては非常に素材入手し難い場合ございます。その為、特注品の申し付けには、通常よりも長くかかることもございます。
発注に際して図面を作成することが必要ですか
お客様によっては、図面をご用意していただけない場合もあります。その場合であっても、当社内で図面を作成し、お客様に承認の上で、製作にかかります。
ダイヤモンドダイスの寿命は超硬工具のダイスに比べてどれくらいですか
一般には、従来の線引き用の伸線超硬工具よりも大幅(数桁レベルの向上)な長寿命が期待できます。しかしながら、使用条件や加工物により差がありますので、個別に相談させていただきます。
また、当社はダイヤモンドを超硬金属にマウントする固有技術を有しており、従来のダイヤモンドダイスに比べても、伸線量で1.5~3.0倍、ダイス寿命で3倍の実績を誇ります。また、コイリングマシン用のダイヤモンドコイリングピンでも同様に、大幅な長寿命が期待できます。
線引き伸線の線径はどれぐらいをカバーできますか
天然ダイヤモンドダイス:0.04~1.00mm
人工ダイヤモンドダイス:0.10~0.70mm
燒結ダイヤモンドダイス:0.4~10.00mm
をカバーしております。 ※その他の線径は個別に協議対応させて頂きます。
深絞り加工ダイスの使用に適した被加工材料は何ですか
従来の深絞りダイスでは、そのダイス寿命や加工精度などに満足できない材料、たとえばMo合金材料などの比較的高硬度の金属材料の加工に適しております。もちろん、ステンレスの深絞りにも使用できます。
微粒化とは何ですか、どのようなプロセスですか
微粒化とはナノ化とも呼ばれます。
ナノは単位のことを表し1nm(ナノメートル)とは10億分の1m=100万分の1mm=1000分の1ミクロンとなります。 すなわち、超微粒子を作製する技術を指します。
微粒化技術そのものは、以前からありましたが、最近は化粧品などで有名になりました。 当社では、その微粒化製造プロセスに使用される各種のダイヤモンドノズルを製作しております。
微粒化の適用材料は何ですか
液体であれば全材料が微粒化可能と言えます。通常の液体とは異なる性質を有することになり、化粧品、飲料などへの適用が考えられ、さらに広がりを見せております。
コイリングとはなんですか
バネ製作のことを指します。主に圧縮バネや引張ばねの製作のことをコイリングといいます。